ピノ・ブラン
料理に寄り添う
「黒いピノ」という意味のピノ・ノワールに対して、ピノ・ブランは「白いピノ」という意味で、ピノ・ノワールの突然変異種(クローン)でできた品種です。原産地はフランス北東部のアルザス地方で、白ワインやスパークリングワインの原料となりイタリアではピノ・ビアンコ、ドイツやオーストリアではヴァイスブルグンダーと呼ばれています。いずれもニュートラルな味わいで、醸造のテクニックによって個性が現れる品種でもあります。ブドウの実は小粒で果皮が薄く、外見がシャルドネと類似していることから、様々な産地でシャルドネとピノ・ブランが混同されていた時期がありました。
京都丹波ではニュートラルな個性を活かし、和食に合うワインとして創業当時から栽培を続けている品種の1つです。没個性が個性なのですが、特にお出汁との相性が抜群で、まさに料理に寄り添う白ワインとして料理人からの評価が高いワインです。