カベルネ・ソーヴィニヨン
力強さと気品
世界各国で栽培が盛んなカベルネ・ソーヴィニヨン。赤ワイン用品種で最もポピュラーな品種の1つです。若いうちは力強いタンニンと果実味があり、熟成とともに丸みを帯びて深みの味わいになるのが特徴です。比較的温暖なエリアで栽培されているところが多い品種で、メルローとブレンドされ、エレガントさを醸し出します。長期熟成向きの品種の1つです。
ブドウは小粒で皮が厚く、凝縮した風味と、皮と種由来のしっかりとしたタンニン(渋み)を備えます。作られるワインはカシスやブルーベリーなどの黒系果実の濃厚な果実味が特徴で、ニューワールドと呼ばれる国々でもパワフルなワインが生産されています。
京都丹波では基本的にメルローとのブレンドで醸造することが多く、程よい果実味と洗練された酸味、タンニンのバランスの良さが特徴で、熟成とともに落ち着き、複雑味を備えます。