スパークリングワインの伝統的な製法でじっくり長期熟成させた最高級のスパークリングワイン。
古来の製法を忠実に再現し、製法由来の名前「Traditional(トラディショナル)」をそのままワインの名前に冠しました。
瓶の中で澱と長い休息期間接触熟成させた後、発泡段階で発生した澱を取り除き、ワインに再び透明性を取り戻すルミアージュとデゴルジュマン(澱抜き)を1本1本手作業で行いました。
京都丹波Traditional 2008
2008年収穫の京都丹波産ぶどうを100%使用し、伝統的な瓶内二次発酵製法で作りました。10年の熟成を経て2019年7月に澱引き(デゴルジュマン)を行いました。複雑な熟成香ときめ細やかな泡が特徴の気品あふれるヴィンテージスパークリングワインです。
基本情報
- タイプ 白ワイン・発泡性
- 味わい 辛口
- 限定醸造 236本
- 容 量 750ml
- 葡萄品種 リースリング60%、トレッビアーノ15%、ピノ・グリ13%、セミヨン3%、その他、合計11品種
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 11%
- 価 格 11000円
2008年 Vintageリポート
梅雨までは平年よりやや多めの降水量であったが、8月からの降水量が非常に少なく、平年の半分であった。また、7月以降の積算温度も大きく平年を上回り、収穫時期に少し秋雨前線が重なったが、概ね良質のぶどうが収穫できた。テイスティングコメント
色 | 泡立ちは比較的しっかりしていてきめ細かく柔らかい。色調はやや薄い緑がかった黄色で清澄度、透明度ともに良好。ディスクは中程度の厚さで粘性はやや控えめ。 |
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香り | ボリュームは中程度。レモンのような柑橘系の香りとともに、キノコ、チョークの粉を思わせる熟成香と複雑。 |
味 | 軽快なアタック。溌剌とした酸は柔らかくシャープ。ピュアな果実味は熟成による旨みで厚みがあるが、エキス分は少なくドライに仕上がっていて、果実味と酸とのバランスのとれた上品なスタイル。余韻は中程度。 |
総評 | 新鮮な魚介の刺身、しめ鯖、白身魚の天ぷらなど。 |
京都丹波Traditional 2009
2009年収穫の京都丹波産ぶどうを100%使用し、伝統的な瓶内二次発酵製法で作りました。9年の熟成を経て2019年7月に澱引き(デゴルジュマン)を行いました。複雑な熟成香ときめ細やかな泡が特徴の気品あふれるヴィンテージスパークリングワインです。
基本情報
- タイプ 白ワイン・発泡性
- 味わい 辛口
- 限定醸造 194本
- 容 量 750ml
- 葡萄品種 ピノ・ノワール30%、トレッビアーノ13%、ピノ・グリ10%、リースリング10%、 シルヴァーナ8%、その他、合計20品種
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 12%
- 価 格 11000円
2009年 Vintageリポート
梅雨時期の降水量が多く、日照時間が短く病害虫に悩まされた7月であったが。8月から9月の収穫時期の日照時間は平年を上回り、特に8月後半から9月中の降水量は非常に少なかったために糖度の高いぶどうが収穫できた。また病害虫に悩まされながらも収穫量も昨年を上回り、品質も向上した。テイスティングコメント
色 | 明るく淡い黄色。清澄度、透明度ともに良好。ディスクはやや薄めで粘性は控えめ。 |
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香り | ボリュームは中程度、落ち着きのある香りが印象的、トリュフ、クルミ、ビスケット、チョークの粉。 |
味 | 軽快でイキイキとしたアタック。酸はやや強めでシャープで若々しい。ミネラル感がしっかり感じられ、果実味は中程度だが凝縮感があり、長期の澱熟成によりリッチな印象。けれども重すぎることなく繊細で心地よい。 |
総評 | アフターに微かな苦みがアクセントになっている辛口。余韻はやや長め。アジの南蛮漬け、魚貝のアヒージョなど。 |
京都丹波Traditional 2010
2010年収穫の京都丹波産ぶどうを100%使用し、伝統的な瓶内二次発酵製法で作りました。8年の熟成を経て2019年7月に澱引き(デゴルジュマン)を行いました。複雑な熟成香ときめ細やかな泡が特徴の気品あふれるヴィンテージスパークリングワインです。
基本情報
- タイプ 白ワイン・発泡性
- 味わい 辛口
- 限定醸造 195本
- 容 量 750ml
- 葡萄品種 ピノ・ノワール31%、サンジョベーゼ22%、トレッビアーノ10%、リースリング9%、ピノ・グリ5%、その他、合計18品種
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 11%
- 価 格 11000円
2010年 Vintageリポート
5、6月の記録的な豪雨により病害虫の発生が多かった年であるが、7月に入ってからの好天と気温の上昇。収穫量は激減したものの、収穫時の糖度は例年に比べて高めであった。日照時間も8月にはいってからはここ10年で最高を記録した。同じく8月の降水量は62mmと非常に少なく、品質の向上に寄与した。テイスティングコメント
色 | 明るいやや濃い黄色、清澄度・透明度良好、テリあり。ディスクは中程度で粘性はやや控えめ。 |
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香り | ボリュームは中程度。干草、トリュフ、チョークの粉、ヘーゼルナッツなど熟成した香りが広がる。 |
味 | 軽快なアタック。果実味は凝縮感がありリッチな印象。酸はイキイキとした若々しい酸だが、かすかな甘みのせいでシャープ過ぎず柔らかく心地よい。 |
総評 | ボリューム感のある味わいの辛口で余韻は中程度。サーモンタルタル、ピクルスやカマンベールチーズなど。 |