たこ焼きとワインのマリアージュを楽しむ
観光客で賑わう京都先斗町。先斗町歌舞練場から150メートルほど南へ下がった左手、通りに面した格子の中からたこ焼きを焼く香ばしい香りが漂います。中では手慣れた手つきでたこ焼きをひっくり返す職人さんの姿が。今回ご紹介するのは、たこ焼きなど粉モンを中心とした鉄板焼きのお店ぽんたこ佐倉さんです。「ぽんたことは、舞妓さんが着物を汚さず食べることが出来るよう、生地に出汁を練り込んだソースなしで食べられる京風たこ焼きの事で、先斗町のたこ焼きを縮めて「ぽんたこ」と当店が名付けたんです。」と、店主の八木扶民男さん。実際馴染みのお茶屋さんから舞妓さん用に出前の注文があることも。たこ焼きなのでテイクアウトもでき、気軽にお土産として持ち帰るために立ち寄るお客様も多い。ぽんたこはもちろんソースをつけても楽しめますが、通のお客様はアンデスの紅塩だけをつけて召し上がるのだそうです。
30代半ばまで飲食店を得意先に持つ営業マンだった八木さん。仕事をするうちに飲食業へのあこがれが日増しに強くなり、30代後半で飲食業界へ転じたという経歴の持ち主。営業マン時代に培われたものなのか、物腰の柔らかい穏やかな口調で丁寧に接する八木さんに癒されたお客様は多いはず。そんな生まれも育ちも京都という生粋の京都人、お酒も食材も出来るだけ京都に拘っていきたいと考え、勉強のため丹波ワインを訪れ、その時に出会ったのがスパークリングサペラヴィだったのだそうです。「初めて聞いた品種で、しかも赤のスパークリングというので興味津々で試飲をさせてもらったら、優しい泡と甘すぎない上品な味わいにとても魅かれました。当店の甘めの特性ソースとの相性がよく、ゴールデンコンビなんです。特に鴨と九条葱を背負わせた『ぽんかも』はよく合います。」また「丹波さんのワインは、日頃私たちが食べる一般的な料理と合わせて一番美味しいと思います。」と嬉しいお言葉。
関西のソウルフードであるたこ焼きとワインのマリアージュを落ち着いた京町屋の雰囲気の中で楽しむ。そんなカジュアルで洗練された京都ならではのお店、それがぽんたこ佐倉さんなのです。
このお店が推薦する丹波ワイン
ぽんたこ佐倉
23席(堀りごたつ席あり)
【営業時間】
月~金(15:00~翌2:00 L.O.1:00)
土(12:00~翌2:00 L.O.1:00) ランチ 12:00~15:00
日・祝日(12:00~24:00 L.O.23:00) ランチ 12:00~15:00
【定 休 日】
定休日なし
【所 在 地】
京都府京都市中京区先斗町通若松町141-13
【電 話】
075-211-0110
【ご予約】
なるべく予約をお願いします
【Web】
http://www.palplan.co.jp/store/pontako.html