御料理 いはら田

いはら田

マジシャンのような料理人

祇園や先斗町といった飲食店が軒を連ねる繁華街ではなく、どちらかと言うと飲食店は少ない印象の西大路七条を北へ上がった西側に、御料理いはら田さんはあります。
白木のカウンターの1階と、20名まで利用可能なテーブル席の2階からなる店内は、落ち着いた雰囲気を思う存分味うことが出来ます。

どうしてここで開業されたのか尋ねると、「独立する時に最初はどこでもよいと思ってここを選びました。しかしやっているうちに、京料理の名店が集まる祇園へ段々移りたくなり、色々と物件を探しましたが、納得出来るものに出会えませんでした。それでも探し続けている時、あるお客様に言われた『場所はどこでやっても同じ。いはら田の料理が気に入った客は、どこでやっていても通ってくれる。場所は関係ない。』の一言で、この地でやっていくことを決心しました。」と明快。

ご主人の居原田司さんは、お寿司屋さんを営んでいたお父さんの勧めで、高校1年生の時に知り合いの和食店でアルバイトを始め、卒業まで続ける間に京料理の世界に魅せられ、そのまま料理の世界に入ったという期待の料理人なんです。その後、京都市内の京料理のお店で修業をし、27才という若さでこの地で独立。2015年10月で丸13年を迎えられました。

居原田さんの料理のモットーは、「当たり前の仕事ではなく、創意工夫でお客様の想像を裏切る。例えて言えば直球ではなく、変化球でお客様に喜んでいただけるよう心掛ける。」ことなのだそうです。例えば京都の夏と言えば鱧が定番で、梅肉と一緒に食される事が多いのですが、いはら田さんでは焼き霜にした鱧に雲丹を乗せ、塩昆布でいただいたり、酢橘を煮こごりにして鱧に乗せて一緒に食していただくなど、よい意味でのお客様の期待を裏切る趣向が凝らしてあります。

そんな居原田さんには「特に鱧の酢橘煮こごり乗せには、鳥居野白がお薦めです。上品な甘さが酢橘の心地よい酸味とよく合います。」と鳥居野白をお薦めいただきました。食材もお酒も地元京都のものに拘っていきたと、居原田さん。京都の食材を用いオリジナルのアレンジを加え、お客様をあっと驚かすマジシャンのような料理人。それが居原田さんなのです。

御料理 いはら田
御料理 いはら田


このお店が推薦する丹波ワイン
山雀-YAMAGARA(白)
タイプ:白
味わい:中口
容量:720ml
葡萄品種:リースリング

このワインが気になる


 御料理 いはら田

【お  席】
1F カウンター9席
2F 個室2名~20名
全席禁煙(喫煙コーナーを設けております。)
【営業時間】
17:30~23:00
(最終入店22:00  LO 22:30)
【定 休 日】
日曜日
【所 在 地】
京都市下京区七条比輪田町26
【電  話】
075-314-8899
【ご予約】
なるべくご予約をお願いします
【Web】
http://www.iharada.jp/


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