SauvignonBlanc2014テイスティング


夜中にこっそりとテイスティング。
SauvignonBlancと瓶内二次発酵。
2014年のSauvignonBlancは収穫量が僅か300kgと非常に少なく、わずか280本程度しかできませんでした。
少量のため、最終ボトリングもろ過もせず手詰めでボトリングしています。
青リンゴ様の甘い香りからパッションフルーツのような濃厚な凝縮感のある香りが後を追うように沸き上がってきます。
ろ過をしていない分、甘みや果実感を最初に感じますが、アフターで心地よい酸味が口中に広がるので非常に心地よい。濃厚さはないがミネラル分を感じ、ついつい食事が欲しくなるワインに仕上がっています。
魚介類はもちろんのこと、山菜の天ぷらなど少し苦みのある料理や、これからの時期、かぼすを絞ったグジの塩焼きにも合いそうです。
リリースは来月あたりでしょうか。
瓶内二次は2011年。
輝きのある濃い黄色を帯び、熟成を感じさせる色調。きめ細かな泡が美しい。
ライムや青リンゴなど果実の香りとともに、爽やかな柑橘系の香りも広がり、熟成による芳醇な甘みを印象づける香りも後を追うように沸き上がってきます。
アタックは軽快な発泡もありシャープで爽やか。甘みと酸味が口いっぱいに押し寄せライム様の苦みやが全体を引き締め、ミネラル分を感じさせてくれます。
軽快な酸味は食前から食中まで幅広く合わせられそうで、サラダからフリッターなどオリーブオイルを使った前菜との相性は抜群。キノコのアヒージョや白身魚のマリネなどとも相性が良い。泡が抜けてからもミディアム白ワインとして十分楽しめるワインに仕上がっています。
発売は秋頃を予定しています。
文:黒井

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