お煎茶とワイン


SETREマリーナ琵琶湖のミュージックホールでお茶会にワインも楽しんでいただく機会を頂きました。
お煎茶の黄檗賣茶流のお手前で、会場は普段はチャペルとして使われているスペースですが、琵琶湖の風が通り抜けることにより会場に隠された弦が鳴り響く仕掛けが工夫されており、そこでお煎茶のお点前とジャズシンガーによる童謡のプチ音楽会付き。
お煎茶のお点前で通常はお干菓子が出されるところを琵琶湖にちなんで鮒寿司の飯をとチーズを団子状にしたものを素揚げしたもの。お煎茶の後にワイン、もしくはぶどうジュースをサービスし、それを飲みながら童謡を聞きます。
鮒寿司と生ワイン、非常に合います。チーズと油で上げているのでなおさらです。
ジャズシンガーによる童謡は夕焼小焼と蝶々、最後は君が代。
ドーム型の会場に柔らかく響く童謡は素晴らしく、しみじみと心を打ちます。
随所に季節の走り、旬、名残があしらわれていて、日本の自然を楽しむ感性を心地よく刺激されたイベントでした。

文:黒井

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です