悲しい姿

101003
鳥害がとまりません!
今年は滝のような梅雨と砂漠のような猛暑が続き、人にとってもぶどうにとっても非常に厳しい年となりました。
丹波の鳥居野農園では、猛暑で野山にえさが少ないのか、ヒヨドリの大群が9月過ぎから居着き、葡萄の実をついばんでいきます。人が出歩いたり、音を出したりとこれといった対策が打てず、1夜にして1列の房全てがついばまれていくような状態です。
晩熟のカベルネも熟す前に鳥がついばんでいってしまうので、泣く泣く早めの収穫をせざるを得ませんでした。
また例年であれば10月末から11月に入って収穫を行うセミヨンも、今年は早々と収穫をし、遅摘みセミヨンではなく通常の白ワインとして仕込みました。
何から何まで例年とは異なった2010年。9月上旬までの早熟ぶどうは糖度も高く、品質の良い葡萄が収穫できたのですが、晩熟のぶどうにとっては非常に厳しい年となりました。
異常気象と騒がれていますが、ただ単に異常気象であることを切に願うばかりです。
文責:黒井

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