2008.8.7. 色づき始めたぶどう

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まるで熱帯地帯のように京都市内では夕方連日大雨。丹波の周りの篠山や園部でも大雨を記録しているとのこと。
ところが…
丹波はほとんど降雨なし。7/28はさすがにお昼過ぎから大雨になり、京丹波町内では関西電力や大阪ガス、消防車などがビュンビュン走り回っておりましたが、それ以降はほとんど雨の降らない毎日。
暑すぎて、少しぶどうも弱り気味。
ここ1週間ほどでピノ・ノワールが急速に色づき始めました。
着色品種は着色が始まり、果肉が急速に軟化する時期で、この境目の時期をベレーゾンと呼びます。
veraison:仏語 (農)「果実とくにぶどうの」成熟、色づき。(仏和中辞典より)
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ベレーゾン以降、着色が進むと同時に糖度が増し、酸っぱさが減っていきます。美味しいワインには十分な完熟した糖度も必要ですが、美味しい酸味も大切です。糖と酸のバランス良いタミングで収穫を行います。
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もうひとつ大切なこと。
地面に反射シートを引きます。上からの太陽光だけでなく、下からもぶどうの房へ光りをあててやります。こうすることにより、より高い糖度と紫外線によるアントシアニンの増加で着色を促します。