春の恒例作業、「接ぎ木」が始まりました。
葡萄は台木と穂木を継いで苗木を増やしていくのですが、通常では苗木屋さんから購入するものを、丹波ワインでは自社で作っています。
台木と穂木の相性など品種によって色んなバリエーションがあり、丹波の土壌や病害虫に強いぶどうを作るための内職です。
活着率を上げるために接ぎ木した所をロウで固めます。
穂木はそこからロウを突き破って萌芽します。
丹波ワインでは40種類以上の品種を栽培していますが、樹齢も高くなってきて農園では少しずつ改植を始めています。
この日はメルローの接ぎ木。
今年は苗床で萌芽させ、来年以降に農園に植樹。
ぶどうの房ができるまで今から3〜4年後になりますが、美味しい葡萄の実りが今から楽しみです。
文:衛