黒ブドウで赤ワイン専用品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンをあえてロゼワインにしました。京都亀岡で栽培するカベルネ・ソーヴィニヨンはタンニン(渋み)分が穏やかで酸味の切れが良いため、赤よりも白やロゼが適していると考えました。
醸し期間は1日で極力タンニンを出さずに、かつカベルネ・ソーヴィニヨンの持つ複雑味をワインに持たせるために、白ではなくロゼワインにしています。インパクトは白ワイン、じわじわと品種の個性を感じていただけるロゼワインです。
KYOTO ROSE(京都ロゼ) 2018 720ml
基本情報
- 葡萄収穫年 2018年
- 醸造本数 1400本
- タイプ ロゼワイン
- 味わい 辛口
- 容 量 720ml
- 葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
- 葡萄産地 京都亀岡
- アルコール 11%
テイスティングコメント
色 | 少しオレンジがかった淡いロゼ。透明感があり、粘性は中程度。 |
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香り | ボリュームは中程度。トップにかすかに赤い果実を思わせる香りと熟したフルーツ、スワリングするとスパイシーさと熟成香も沸きたつ。 |
味 | アタックは穏やかだが黒葡萄果実のニュアンスをしっかり感じるミディアムボディの辛口ロゼワイン。酸味と果実味がジワジワと口いっぱいに広がっていき、微かなタンニンでまとめている。 |
総評 | 最初から最後まで飲み飽きせずに料理とともに楽しめるロゼワイン。鶏肉のトマトソース煮込みや牛蒡の天ぷらなど、和食から洋食中華と幅広く料理と良く合う。 |
京都亀岡福岡農園
京都亀岡は京都市より北西に20kmにあり、京丹波と並んで京野菜などの一大生産地となっている農産物豊かなエリアです。
その京都亀岡でぶどう栽培を営む福岡さん。山間の1ヘクタールの農園では生食用ぶどうの「竜宝」をメインに栽培しておられますが、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどワイン用品種も契約栽培していただいています。
文:衛