発売してからじわじわとひそかな人気、ブームになりつつあるサペラヴィ。
グルジアという国名がジョージアに変わったり、ジョージア産のワインがブームになったりと色々話題の尽きないこのサペラヴィ。
京丹後で20年ほど前からサペラヴィを栽培していただいている藤原さん。
最初は誰も知らないサペラヴィという品種。
正直、なかなか売れませんでした。
日本でのサペラヴィの栽培とワインは非常に少なく、京都では唯一。
酸味と色の濃さが特徴で、食事にあうワインとしてカジュアル赤スパークリングを造りました。
発泡性で酸味と果実味を残し、赤ワインとしてのタンニンを極力抽出しないように細心の注意を払いました。
しばらく品切れしておまたせしておりましたが、いよいよ2017年ビンテージが発売です。
京丹後産サペラヴィスパークリング 2017 750ml
京丹後の藤原さんが栽培したジョージア原産のサペラヴィという品種を100%使用しています。ぶどう本来の複雑味や果実味がバランス良く、酸味の綺麗な品種の特徴が良く現れています。赤でありながら軽快なスパークリングワインに仕上げています。
2000円(税別)
基本情報
- 葡萄収穫年 2017年
- 醸造本数 5500本
- タイプ 赤ワイン・発泡性
- 味わい 中口
- 容 量 750ml
- 葡萄品種 京丹後産サペラヴィ
- アルコール 11%
テイスティングコメント
色 | やや濃い目だが透明感のある明るいルビー色。しっかりした泡立ちもある。粘度は中程度のミディアムボディーを思わせる。 |
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香り | 「ザ・葡萄」と思えるような生食用葡萄の香り、キャンディーのニュアンスやシナモンやニッキそして漢方薬のようなスパイシーさが特徴。少しすればフランボワーズのような赤系ベリーの香りも広がる。全体的にはフレッシュな果実の香りとスパイシーなエピスの香りが心地よく香ります。 |
味 | 口に含んだ瞬間からの泡の爽快感が心地よく、色合いから想像するタンニンは殆ど無く、目を閉じて飲めば「キールロワイヤル」のような味わい。またやや強めの酸味も味わいを引き締め、アフターに残る甘味と相乗し、幅広くの料理との相性が想像を掻き立てます。 |
総評 | スパークリングワインですので乾杯には最適、又そのまま前菜から広がる色々な料理にも合わせやすく、とっても使い勝手の良いワイン。特に鴨肉の燻製やハムのアスピック、そして家庭料理の定番ハンバーグなどにもとっても良く合います。 |
京丹後の藤原さんにはピノ・ブランも一部栽培していただいており、2016年ビンテージは樽発酵・樽熟成・シュール・リーでファーストビンテージとして発売中です。
京丹後産ピノ・ブラン シュール・リー 2016
京丹後の藤原さんが栽培したピノ・ブランを使用し、搾汁後オーク樽で発酵させ8ヶ月の熟成の後瓶詰しました。上品な樽香とメロンやリンゴを連想させる香り、キレのある酸味や丸みを帯びた果実味を備えています。ワインの旨味を残すため濾過などの処理を最小限にしていますので、にごりが生じる場合がございます。
2500円(税別)
基本情報
- 葡萄収穫年 2016年
- 醸造本数 610本
- タイプ 白ワイン
- 味わい 辛口
- 容 量 720ml
- 葡萄品種 ピノ・ブラン
- 葡萄産地 京都府京丹後市弥栄
- アルコール 12%
テイスティングコメント
色 | 淡い黄色みがかった緑色。深みのある落ち着いた外観。 |
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香り | トップノーズに穏やかな樽香が感じられ、メロンや花梨を思わせるフルーツの香りが続く。香りのボリュームは中程度で心地よい。 |
味 | アタックは滑らかで柔らか。活力のある酸と充実した果実味が中盤での味わいの膨らみを演出しており、バランスがよい。酸は強めだが少し角が取れてきており、丸みを帯びたまろやかな印象。フィニッシュは中程度の長さで、アフターに感じるかすかな苦みがアクセントになっており心地よい。 |
総評 | 果実味と酸とのバランスがよく、既に今飲み頃のミディアムボディの辛口。鮎やアマゴなど風味を持った川魚の塩焼きや根菜やキノコを使った和惣菜などと。 |
文:黒井