先日も日本ピノ・ノワールサミットが開催され、ようやく日本でも各地でピノ・ノワールが栽培され商品化されるようになってまいりましたが、まだまだ世界レベルでは日本の独自性や個性が定まっておらず、各社試行錯誤をしているところです。
丹波ワインでも日本のワイナリーの中では栽培年数が長いワイナリーに入りますが、それでも毎年試行錯誤の連続です。
いや、前置きが長くなりました…。
おまたせいたしました。
いよいよ丹波鳥居野ピノ・ノワール2014を3月10日より発売開始いたします。
2013年vintageは熟成が早めであったため一昨年の秋にリリースいたしましたが、2014年は2013年と比べると香り豊かでタンニンも若干あるので瓶熟成に時間をかけ、あえてリリースを半年遅らせました。
グラスに注いでしばらくすると品種特有のチャーミングでフルーティーな香りが広がり、タンニンもこなれてきます。
今からでも十分楽しめますが、しばらく経ってからも更に熟成により深見が増す予感大です。
2017年3月10日発売(予約受付中)
■小売価格(税別) 3500円
■葡萄収穫年 2014年
■醸造本数 1600本
■タイプ 赤ワイン
■味わい ミディアムボディ
■容 量 750ml
■葡萄品種 ピノ・ノワール
■葡萄産地 京都丹波
■アルコール 12%
【ヴィンテージレポート2014】
春先から夏にかけて好天が続き、日照時間も申し分ない条件で推移した。ただ、収穫時の8月に長雨が続き、晩生種には若干の影響が出た。概ね、生育期の有効積算温度も平年以上であり、品質向上に寄与している。
【テイスティングコメント】
色:淡いオレンジがかった透明感のあるルビー色で粘性は中程度。
香り:ほのかな樽香とフランボワーズやイチゴキャンディーのような甘酸っぱい香りが沸きたつ。グラスを回すと樽の香りがはっきりと主張しはじめるが、心地よい香り。微かにミントなどハーブの香りもする。
味:インパクトのある酸味とまだ若々しさの残るタンニンが印象的。果実味は控えめであるが熟成とともに酸味とタンニンが落ち着いたらますますバランスが良くなる予感を思わせる。ライトミディアムボディの赤ワイン。
総評:まだ若さが十分あるので、グラスの中でどんどん変化が楽しめるピノノワール。赤い果実を使ったソースの鴨肉のソテーやニンニクや生姜をきかせたカツオのたたきなどに良くあう。
ちなみにピノ・ノワールを使ったワインはこの他に瓶内二次発酵のスパークリングもございます。
詳しくはこちら
https://www.tambawine.com/wp/170216-01/
文:黒井
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