先週醸し用タンクに全房(ぶどうの房ごと)で仕込んでいたマスカット・ベーリーAの液引きを行います。
丹波ワインヌーボー赤用で仕込んでいて、色が早く抽出できるようにマセラシオン・カルボニックという製法で仕込んでいました。
マセラシオン・カルボニック、通称MCとは、ぶどうを破砕せずに房ごと密閉タンクに置いておき、二酸化炭素を充満させた状態で数日間おく、赤ワインの醸造法の1つで、二酸化炭素と自重でぶどうの粒が潰れ、アントシアニンと呼ばれる色素が早く抽出できる製法です。
ボジョレー・ヌーボーなど、収穫から早くワインに仕上げることができるので多くの赤ワインヌーボーで採用されている製法です。
丹波ワインではこのMCと通常の醸し発酵(赤ワインの製法)とをブレンドしてヌーボーを作っています。
MCだけだと軽めの赤ワインになりますが、醸し発酵をブレンドすることにより、品種の個性であるイチゴやジャムのような香りが生かされ、果実味を感じていただけるワインに仕上がります。
液引きした果汁が飛び跳ねると白いシャツやズボンは真っ赤に染まっていきますので、見学の際は要注意です。
丹波ワインのヌーボー赤は11月15日発売予定です。
オンラインショップの予約受付開始は10月12日の予定です。
今しばらくお待ち下さい!