遅摘みセミヨン

京都丹波のセミヨン、糖度も徐々に上がってきています。
まだきれいな房のままですが、これから落葉してレーズンのようになるまで樹の上においておきます。
糖度も40を超える頃になると、１粒ずつ収穫していきます。
収穫は11月頃。
極甘口のデザートワインとして醸造します。
ここ近年は鳥害や秋雨前線、台風被害などで遅摘みの収穫ができず、セミヨンは辛口ワインに仕上げていましたが、今年こそは久しぶりに極上のデザートワインにしたいものです。
あとは、雨と鳥害がないことを祈るばかり。

2016年ビンテージを現在リリース中です。
ブルーチーズや鮒ずしなどと相性抜群です。
ぜひお試しください！

【糖度35℃を超える極上デザートワイン】
朝霧が濃くなる11月中旬、雪の気配すら漂う丹波で１房１房ではなく、まさに１粒１粒を手作業で収穫するセミヨン種。
貴腐菌も付着し、水分だけが取り除かれ、レーズン状になった房を丁寧により分けていきます。通常ワイン用ぶどうの糖度は20～25度程度なのですが、このセミヨンは35度まで糖度をあげます。
水分がなくなる分、収穫量が減るので年間の生産本数はわずか数百本しかありません。
是非極上のデザートワインをお楽しみください！

京都丹波セミヨンレイトハーベスト 2016 750ml

完熟した葡萄の収穫を更に遅らせ、丹波霧が発生する肌寒くなる時期に粒や房を丁寧に厳選して手摘みしました。貴腐菌も時折付着し、収穫時の糖度は35度を越えます。柑橘系や蜂蜜を思わせる凝縮された芳醇な香りと繊細な酸味を備えた生産本数が非常に少ない極上デザートワインです。
11000円
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基本情報

葡萄収穫年　2016年
醸造本数　　382本
タイプ　　　白ワイン
味わい　　　極甘口
容　量　　　750ml
瓶　口　　　コルク
葡萄品種　　セミヨン
葡萄産地　　京都府船井郡京丹波町
アルコール　11%

テイスティングコメント

色	非常に濃い黄金色。清澄度良好で艶・輝きが素晴らしい。粘性は強い。
香り	ボリュームは強く、黄桃、ライチ、アカシアのはちみつ、オレンジ、アプリコット、ビスケット、コンポート、白胡椒、紅茶・黄色い花など非常に豊かで複雑。
味	リッチなアタック。濃厚な果実味はアタックから中盤にかけて膨らみ存在感がある。酸は中程度で口一杯に広がる濃厚な果実味とバランスして、リッチでコクのある味わいに繋がっている。ミネラルのニュアンスもしっかりあり、アフターに心地よい苦味が広がる。フルボディの極甘口。フィニッシュは長くリッチな余韻が続く。
総評	濃厚でリッチな甘みと程よいマイルドな酸とのバランスで上品に仕上がった1本。王道だがブルーチーズ、マンステールなどのコクのあるチーズ、洋梨のタルト、アーモンド系の焼き菓子など。