京都亀岡、福岡農園

京都亀岡福岡さんのぶどう圃場も順調に生育しております。
メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンは冬剪定でバッサリと垣根仕立に変更。
最近病気も多かったのでリセットという意味もあるそうです。
(暖冬で病害虫が樹木の皮下で越冬しがち)

元エンジニアだけあって文献を調べて即実験(実行)されるのも福岡さんのすごいところです。
最近では人為的に別品種を受粉させ、採種したものを栽培するなど、京都亀岡の気候にあった、病害虫に強いぶどう造り(もちろんワインにして美味しいもの)に取り組んでおられます。
受粉して採種してぶどうを栽培し、ワインにして結果が出るのは4−5年後と気の長い話ですが、その過程を話される福岡さんは生き生きとしています。まさに研究者の顔ですね。

昨年少量収穫できたプチマンサン。今年も今のところ順調です。
メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンも今からフルーツゾーンへのビニールかけ作業。
梅雨前にはカバーしておきたいものです。

京都亀岡福岡さんのメルローとプチマンサン、若干数まだオンラインショップで販売中です!

京都亀岡産メルロー 2021 720ml

亀岡の農園、京都府亀岡市曽我部町寺で福岡裕和氏が丹精込めて栽培したメルロー種を使用しています。品種独特の香りと軽やかなタンニン、樽香、ボディ感を備えています。地鶏の照り焼きや八幡巻き・ブリ大根・牛肉の時雨煮など甘辛い醤油ベースの料理に合います。
720ml・赤・ミディアムボディ・2750円 
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テイスティングコメント

やや紫がかった赤。輝き、清澄度ともに良好で粘性は中程度。
香り 香りのボリュームは中程度で健全。黒系ベリーのピュアな香りに青ピーマンのニュアンス。樽香は強くないがスワリング後、湿った土の香りも感じることができる。
アタックは滑らかで果実味は中程度。アルコールは中程度、余韻も短めだが、イキイキとした酸と強すぎず口当たりのよい、きめ細かなタンニンがバランスされており心地よい。
総評 優しい果実味でバランスのとれた落ち着いた印象の赤ワイン。赤身肉を塩胡椒でシンプルに調理したものや、鶏つくねの照り焼きなどと。

京都亀岡産プチ・マンサン 2023 720ml


京都府亀岡市曽我部町寺で福岡裕和氏が丹精込めて栽培したプチマンサンを使用。上品でいきいきとした酸味と果実味が特徴で、エレガントさとミネラルを感じさせてくれます。ミディアムライトボディの辛口白ワイン。和食から中華・洋食と気軽に様々な料理とあわせて楽しんでいただけます。
2750円 
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基本情報

  • 葡萄収穫年 2023年
  • 醸造本数  198本
  • タイプ   白ワイン
  • 味わい   辛口
  • 容 量   720ml
  • 葡萄品種  プチ・マンサン
  • 葡萄産地  京都亀岡
  • アルコール 12%

テイスティングコメント

やや淡いグリーンがかった黄色。輝き・清澄度ともに良好。粘性はやや強めで健康的な外観。
香り ボリュームは中程度。かりん、レモン、ライム、グレープフルーツなどのフレッシュなフルーツの香りに、綿菓子、ホワイトアスパラ、ディルなどのグリーンハーブの香りも感じられる。フレッシュでクリーン、爽やかな香り。
軽快なアタック。フレッシュで強めの酸はイキイキとしてシャープだが、果実味とのバランスで鋭くなりすぎない。ミネラルのニュアンスも感じられ溌剌とした印象。豊かな果実味とふくらみのあるアルコールが中盤を存在感のある酸とともに支えバランスが良い。
総評 ついつい杯を重ねてしまいそうな心地よい軽快な辛口。新鮮な魚介類や柑橘を絞った塩でいただく野菜の天ぷらなどと。