瓶内二次発酵という製法で醸造した京都丹波Traditionalシリーズ。
蔵の中では昨年収穫したぶどうの発酵が終わり、現在瓶内二次発酵中です。
瓶内二次発酵とはフランスのシャンパーニュやスペインのCavaなどが有名ですが、別名で伝統的なスパークリングワインの製法ということで、トラディショナル方式とも言います。
タンクでワインにした後(一次発酵)、瓶に糖分と酵母を一緒に再び入れて二次発酵を促します。
瓶の蓋を閉めることで、空気中に泡が発散されずに瓶内に残ります。
炭酸ガスを瓶の中に閉じ込めることにより、発生した泡がワインの中に溶け込むようになります。これが、瓶内二次発酵です。
瓶の中で発酵が進むと、ワイン中に酵母や澱などがたまります。
この澱はうまみ成分(アミノ酸)を含む為、長い時間熟成したスパークリングワインの香りや味わいに複雑性を与えます。
リリースまではまだ先ですが、時間が美味しさのポイントです。
美味くなるまで待つ!
現在京都丹波Traditionalは2015をリリース中です。
京都丹波 トラディショナル(Traditional) 2015(瓶内二次発酵) 750ml
4180円
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基本情報
- 葡萄収穫年 2015年
- 醸造本数 1688本
- タイプ 白ワイン・発泡性
- 味わい 辛口
- 容 量 750ml
- 瓶 口 コルク
- 葡萄品種 ピノ・ノワール18%、ピノ・グリ14%、トレビアーノ8%、その他合計25品種
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 11%
テイスティングコメント
色 | 明るい濃いイエローゴールド。清澄度良好で輝きあり。粘性は中程度。 |
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香り | ボリュームは中程度。やや還元的なニュアンス。アプリコットや黄色い花を思わせる香り。トーストした香ばしいパン、マッシュルームなどのきのこ、グローブ、セイジなどのスパイス香も感じられる。 |
味 | 溌剌としたアタック。果実味は豊かでややボリュームがある。シャープな酸がきめ細やかでクリーミーな泡立ちとともに口中で弾ける。ライトボディの辛口。余韻は長めでアフターにオレンジの皮を 思わせる苦味がアクセントとなり全体を引き締めている。 |
総評 | 塩で味わうキスなど白身魚の天ぷらや出汁の旨みの効いた白身魚の吸い物などと。 |