庫内では年末までの怒涛の作業がほっと一息、年明けからは落ち着きを取り戻しております。
とはいっても色々作業は続きます。
発酵の終わった熟成中のワインを瓶詰め準備したり、樽熟成したワインを取り出したりなどなど。
本日は濾布ろ過です。
ワイン中に溜まっている酵母や澱などを取り除く作業の1つです。
濾布ろ過は清酒では酒粕として濾布に残ります。
ワインは清酒のように精米してきれいにしているわけではないので、残念ながら食べられるようなものは残りません。
この濾布に残ったものも堆肥として土に戻していきます。
ワイナリーツアーではよくぶどうを絞った後の処理方法を聞かれます。
一時期は丹波牛や地鶏、豚の飼料として提供していました。
排出する時期が秋だけなので年間通して供給が出来ないため、今ではろ過したものと同様で、すべてを農園の堆肥にしています。
自然のサイクル、循環が大事ですよね。