この写真、何だかわかりますか??
珪藻土とワイン中の澱などの塊です。
ぶどうを圧搾し果汁を搾汁した後ワインにするまでに濾過や発酵の過程がありますが、一番の最初の濾過を布を使って行います。その名もろ布濾過機。
清酒の「こす」、酒粕と原酒を分けるのと同じ機械です。
ワインでは布に濾過助剤の珪藻土をつけながらフィルターの役目をして不純物を付着させて取り除きます。
そして最後に珪藻土と澱などが固まって酒粕のようなものが出来上がります。
赤ワインを濾過したので紫色のワインかすですね。
パネル10〜20枚の間に1枚ずつ布を挟んで、それぞれのパネルに取り付けられた水道の蛇口のようなところから濾過されたワインが出てきます。
NIGOR-にごりワインやてぐみなど、澱や酵母を含んだワインは最初から最後まで一切濾過を行いませんのでこのろ布濾過機も使用しませんが、通常のワインはこの濾過機を使ってクリアなワインに仕上げていきます。
ちなみに布に残ったカスが酒粕と同じような形だったので、何か使いみちは無いものかと粕漬けを作ってみました。
結果は…。
文:黒井
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