北新地から南西へ歩いて15分。大阪市北部のオフィス街、土佐堀川に面した南側に「ワインバー 土佐堀オリーブ」はあります。木を基調とした山小屋風の店内は木の温もりが感じられる優しい落ち着いた雰囲気で、野菜を中心とした和惣菜や小皿料理とともに、気軽に日本ワインが楽しめるワインバーです。
店主でソムリエールの平口由紀さんは学生時代に飲食店でアルバイトをしていたところ、働いていくうちに飲食業の楽しさ、魅力にはまり、そのまま飲食業界で働くことに。色々なお店で経験を積んだ後、2011年2月のオープン時からソムリエールとして活躍されています。
オープン当時は9割が海外ワインで、日本のワインは1割程度だったとか。平口さん曰く、「オリーブで和惣菜をやっていく中で、出汁を使うことが多く、出汁の旨みとの相性は海外のワインもいいけれど、日本のワインの方がよりよいことに気づいたんです。」それから平口さんの日本ワインの探求が始まりその結果、「今ではお店のワインは全て日本ワインになりました。また当店の料理はロゼワイン全般との相性も良いので、特にロゼワインをお薦めしています!」なるほど出汁の旨みの効いた総菜とロゼワイン、合わせてみたくなります。
日本ワインを探し始めた頃、和惣菜によく合うワインとして「てぐみデラウェア」を紹介されたのだそうですが、てぐみにはロゼもあると知り興味を持った平口さん。「ロゼと野菜との相性のよさ、個人的にもロゼが好きということもあり、てぐみマスカットベリーAを試したところ、優しい果実味と爽やかさが気に入りました。お客様にお勧めしやすく、皆さんに喜んで頂けるので、それからずっと定番です。来店時には必ず注文してくださるお客様も少なくないですよ。」
てぐみマスカットベリーAには、旬の野菜を使った惣菜盛り合わせが平口さんのおすすめ。旬野菜を使うので季節に応じてメニューが変わり、その時期でしか味わえないものも多く特にお薦めなんだそうです。旬の惣菜盛り合わせは3種(600円)と5種(800円)があり、てぐみマスカットベリーAによく合う盛り合わせをカスタマイズしてくれるのがとてもうれしい。
また「丹波鳥居野ピノ・ノワール」もお気に入りの1本。「日本のピノ・ノワールは元々少なく、品揃えをするにも色々苦労するのですが、『日本のピノ・ノワールある?』とお客様に聞かれることも少なくありません。丹波鳥居野ピノ・ノワールはしっかりした味わいがあり、とても美味しいので新しいビンテージがリリースされる毎に必ず入れています。」
土佐堀オリーブでは通常15アイテム前後、多い時には20アイテムものグラスワインと、150アイテムにのぼるボトルワインがオンリストされています。また手書きのワインリストは圧巻で、平口さんの日本ワインに対する情熱が伝わってきます。日本ワインと料理の相性を熟知した平口さんおすすめワインとお料理、このマリアージュの妙を是非体験してみては如何でしょうか。
土佐堀オリーブ
◇お席:1F カウンター席 11席 テーブル席 6席 2F テーブル席 6席
◇営業時間:18:00~24:00
◇定休日:火曜日
◇所在地: 大阪市西区土佐堀2-1-12 B1F
◇TEL.06-6450-8182
Webサイト https://www.facebook.com/olive2011
土佐堀オリーブ 平口由紀さん
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