自社農園産ワインのテイスティングを行いました。
タナ2018、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー2020、ピノ・ノワール2019、ピノ・ノワール2020、サンジョベーゼ2020の5種類です。
自社農園のワインは樽熟成などの後、ボトリングしてから瓶熟成を経てリリースするのですが、瓶熟成も年やぶどうの品種によって変化が異なり、都度テイスティングをしながら発売のタイミングを決定します。
タナ2018はまだ硬さや若さが残るものの、グラスに注いでしばらく時間がたつとボディ感、果実感が出て、バランス良い仕上がりになってきました。ピノ・ノワールも2019は天候不順に悩まされた年でしたが、軽快でバランスの良い飲み心地。サンジョベーゼ2020も今から飲み頃ですが、熟成が楽しみな仕上がりになっています。
カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー2020、ピノ・ノワール2020は飲み頃、もう少し先になりそうです。
特に2020年ヴィンテージは当たり年。
リリースまで今しばらくお待ち下さい。
ちなみに、自社農園産の2020年ヴィンテージは白品種はピノ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネがリリース中です。
在庫数少なくなっておりますので、ぜひお早めに!
京都丹波シャルドネ 2020 750ml
4400円
ワインのご購入はこちら
基本情報
- 葡萄収穫年 2020年
- 醸造本数 1500本
- タイプ 白ワイン
- 味わい 辛口
- 容 量 750ml
- 瓶 口 コルク
- 葡萄品種 シャルドネ100%
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 12%
テイスティングコメント
色 | やや明るいグリーンがかった黄色。清澄度良好。輝きあり。粘性は中程度。 |
---|---|
香り | ボリュームは中程度。レモン、花梨、青りんご、洋梨、メロンなどフレッシュなフルーツ香。綿菓子の甘い香りとともに樽由来のバニラ香も感じられるが控えめな印象。 |
味 | スッキリとしたアタック。シャープだが柔らかさを伴った酸が中盤から後半にかけて口中に広がり存在感がある。果実味は中程度だが、果実の凝縮した甘味と落ち着き始めた印象の酸とのバランスが良くなめらかなタッチ。心地よい苦みがアクセントとなり全体を引き締める。フィニッシュは中程度でキレがよくミネラルも感じられるミディアムボディの辛口。 |
総評 | 酢だちなどの柑橘と塩で食す白身魚の天ぷら。鶏肉のクリーム煮などとよく合う。 |
京都丹波 ピノ・ブラン 2020 750ml
2970円
ワインのご購入はこちら
基本情報
- 葡萄収穫年 2020年
- 醸造本数 3200本
- タイプ 白ワイン
- 味わい 中口
- 容 量 750ml
- 葡萄品種 ピノ ブラン85%、ショイレーベ15%
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 11%
テイスティングコメント
色 | 淡いグリーンがかった黄色、清澄度良好でツヤあり。粘性は中程度。健康的な外観。 |
---|---|
香り | ボリュームは中程度。フレッシュでクリーンなアロマ。レモン、メロン、花梨などのフルーツ香や白い花を思わせる香り、ホワイトアスパラガス、微かに綿菓子の甘い香りも感じられる。 |
味 | 爽やかなアタック。酸はフレッシュでイキイキとしているがやや丸みを帯びた印象。しっかりした果実味が強めの酸を支えて中盤から口中に旨味が広がる。フィニッシュはやや短めで優しい甘さの中辛口。アフターに感じる微かな苦みがアクセントになっていて全体を引き締める。 |
総評 | 優しい日本ワインらしいスタイル。出汁の旨味とよく相乗するので筑前煮や里芋の煮物などの甘みをもった和惣菜。きんぴらごぼうなども。 |
京都丹波 ソーヴィニヨン・ブラン 2020 750ml
ジャパン ワイン チャレンジ2021 銅賞受賞
京都丹波産ソーヴィニヨン・ブラン種を使用しました。爽やかな柑橘系、ハーブの香りと、若々しくはじけるような酸味を感じ、アフターに穏やかな果実味のあるワインに仕上げました。程よいボディを備え、上品な苦みが全体を引きしめています。
3300円
ワインのご購入はこちら
基本情報
- 葡萄収穫年 2020年
- 醸造本数 3000本
- タイプ 白ワイン
- 味わい 辛口
- 容 量 750ml
- 瓶 口 コルク
- 葡萄品種 ソーヴィニヨン・ブラン
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 13%
テイスティングコメント
色 | 中程度の濃さのグリーンがかった黄色。粘性は中程度で清澄度良好。 |
---|---|
香り | ボリュームは大きくグレープフルーツ、レモン、ライムなどの柑橘系フルーツや白桃、マンゴーの他、青草を思わせる清々しい香りなど若々しさにあふれている。ユリの花、綿菓子を思わせる落ち着いた香りもあり複雑。 |
味 | アタックはインパクトがあり、酸はイキイキとしており存在感がある。凝縮してボリュームのある果実味が受けておりバランスがよい。中盤からアフターにかけて口中にふくよかさが広がり、後に残るほろ苦さと酸が嫌味なく全体を引き締めている。 |
総評 | 西日本の温暖な地域の特徴が表現された、旨みをしっかり感じるボリュームのあるミディアムボディの辛口。酢橘などを絞った魚介類の天ぷら、ハーブとともにいただく白身魚のカルパッチョなどと 相性が良い。 |
京都丹波 セミヨン&ソーヴィニヨン・ブラン 2020 750ml
2750円
ワインのご購入はこちら
基本情報
- 葡萄収穫年 2020年
- 醸造本数 1516本
- タイプ 白ワイン
- 味わい 辛口
- 容 量 750ml
- 瓶 口 コルク
- 葡萄品種 セミヨン83%、ソーヴィニヨン・ブラン17%
- 葡萄産地 京都府船井郡京丹波町
- アルコール 13%
テイスティングコメント
色 | 金色を帯びた濃い黄色。クリアで清澄度良好。健全な外観。 |
---|---|
香り | ボリュームは中程度。マッシュルームやタイム、ディルなどのハーブの香りに熟成に由来するトースト、焼いたアーモンドが感じられる。やや還元的なニュアンス。 |
味 | アタックは滑らかで果実味豊か。濃縮感がありミネラリーな感じも。酸は強めだが熟成により丸みを帯びてキメが細かい印象。中盤から膨らみ、旨味を感じる厚みがあり、全体的にボリュームがある。果実の充実感が感じられ、アフターにあるビターな感じがアクセント。フィニッシュのキレはよい。 |
総評 | 新鮮な魚介なら脂の乗った鮭やブリ。ホタテ貝など貝類のバター焼きや鶏の照り焼きなどと。 |