京都丹波産ぶどうの仕込み発酵も順調にすすみ、樽入れ作業を行っています。
シュール・リーを行うピノ・ブランと、今年は辛口に仕上げる予定のセミヨンの樽入れ。
樽入れは一般的にはワインへ樽香を付けるのですが、丹波ワインではゆっくりとした酸化熟成と、澱との接触による旨味成分の抽出が最大の目的です。ピノ・ブラン、セミヨン、それぞれ繊細な品種なので、樽の香りはほんのり上品に、ぶどう本来が備えている旨味成分をゆっくり引き出してやるのが狙いです。
樽熟成期間中は徐々にワインが減っていくので、継ぎ足し用のワインを別にボトルで詰めておいておきます。
来年6月頃まで時折撹拌させながら徐々に美味しさを増していってくれることでしょう。