春の恒例作業、「接ぎ木」が始まりました。
葡萄は台木と穂木を継いで苗木を増やしていくのですが、通常では苗木屋さんから購入するものを、丹波ワインでは自社で作っています。
台木と穂木の相性など品種によって色んなバリエーションがあり、丹波の土壌や病害虫に強いぶどうを作るための内職です。
北海道の圃場も拡大予定で、そのためのシャルドネとピノ・ノワールを増やしていく予定です。
穂木と台木をOMEGA-UNOという接ぎ木専用機に設置し、レバーを下げればパズルのようなΩ型に切り込みが入り、接ぎ木した枝が取れにくくなります。さらに活着率を上げるために接ぎ木した箇所をロウで固めます。
穂木はそこからロウを突き破って萌芽します。
ぶどうの房ができるまで今から3〜4年後になりますが、美味しい葡萄の実りが今から楽しみです。