京都丹波 ピノ・ブラン シュール・リー 2019 リリース開始します

2019年は貴重な年になりました。
遅霜で収穫量が約8割減る中、なんとかこのピノ・ブランだけは収穫量を保ち、ワインにすることができました。
樽で発酵させ、約5ヶ月間澱と接触させるシュール・リー製法で醸造した辛口白ワインです。
数量1800本の限定生産ワイン、いよいよリリース開始いたします。

京都丹波 ピノ・ブラン シュール・リー 2019 750ml

日本料理を特に意識して作りました。自社農園産のピノブランを100%使用し、樽で仕込みシュール・リー(澱の上)で熟成させました。日本ではあまり栽培されていない品種です。 穏やかな酸味と洗練された味わいが京料理を中心とした和食にマッチします。
3,850円
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基本情報

  • 葡萄収穫年 2019年
  • 醸造本数  1800本
  • タイプ   白ワイン
  • 味わい   辛口
  • 容 量   750ml
  • 葡萄品種  ピノ・ブラン
  • 葡萄産地  京都府船井郡京丹波町
  • アルコール 12%

テイスティングコメント

丹波鳥居野ピノ・ブラン シュール・リー
淡いグリーンがかった黄色。清澄度は良好で輝きあり、粘性はやや控えめ。
香り ボリュームは中程度。落ち着いた印象。穏やかな樽香とともにユリなどの白い花、ディルや微かにミントなどのハーブ香にハチミツの甘いニュアンスも感じられる。スワリングするとレモンやライムなどの果実香もしっかり出てくる。
滑らかなアタック。酸の量は多いが少し丸みを帯びている。果実のボリュームは中程度で、最初のインパクトは強くないが、中盤にかけて果実味が膨らみ充実してくる。アフターに柑橘を思わせる苦みがアクセントになっていて、フィニッシュのキレもよいミディアムボディの辛口。
総評 マイルドな酸と落ち着いた果実味が大人の佇まいを感じさせるワイン。今でも十分飲み頃であるが、もう少し熟成させても楽しめる。季節の野菜を天ぷらやバーニャカウダで楽しむ。チーズとの相性も良いのでラクレットなども。

京都丹波ピノ・ブラン シュール・リー

ピノ・ブラン
丹波ワインのワイン造りの基本コンセプトでもある「和食に合う」ワインとして、このピノ・ブラン シュール・リーを醸造しています。
現在、京都丹波の自社農園に植栽面積約50a、約1000本のピノ・ブランを栽培しています。一部を雨よけ施設を行っていますが、大半が露地栽培なので毎年病害虫との戦いが苦労点です。
収穫時期は比較的早めで、8月の後半から9月上旬には全量を収穫します。毎年収穫祭などで皆様にお手伝い頂いている品種がこのピノ・ブランの場合が多いです。(年によってはシャルドネ)
一部を京丹後市でワイン用ぶどうの栽培を行っている藤原さんにお願いしてピノ・ブランも栽培し始めてもらっています。

ピノ・ブランとは?

フランスアルザス地方やお隣ドイツ、イタリアなどで栽培が盛んな白ワイン用品種のピノ・ブラン。アルザスではリースリングの影に隠れて少し地味な存在ですが、セパージュワイン(品種表示ワイン)の1つとしてスティルワインからヴァン・ムスーやクレマン・ダルザスなどのスパークリングワインなど、実に様々なタイプのワインになっています。お隣ドイツではヴァイス・ブルグンダー、クレブナー、イタリアではピノ・ビアンコなど色々な呼ばれ方をされる品種の1つです。

元々はピノ・グリ同様、赤ワイン用品種のピノ・ノワールから変異した品種とされ、小粒で房が松かさのようなのでピノ(フランス語で松を意味する)と呼ばれ、赤品種は黒色になるのでノワール(黒)、白品種はグリ(灰)、ブラン(白)と果皮の色でそれぞれ呼ばれています。

料理との相性の良さ


すだちなど柑橘系を絞った焼き魚やお造り、天ぷらなどと相性が非常に良いです。多くの和食の料理人にも使われているワインで、会席料理や割烹料理でも最初から最後まで料理の邪魔をせず、寄り添うように素材の味を引き出すワインです。

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