ワインを一人でも多くの人に広めたい。代表の藤丸智史さんの思いのもと、シニアソムリエをはじめとするワインのプロが多数在籍。ワインは徹底した温度管理の倉庫で保管され、ワインをとても大切に扱っておられるワインショップ。それがワインショップFUJIMARUさんです。
またワインショップでありながら、都会の真ん中にワイナリーを開業し、ワイン製造業、農業、飲食業、ワインコンサルタントと多方面に事業を展開されています。そんな代表の藤丸さんを支える、ワインショップFUJIMARU設立のメンバーの一人に、取締役の福井英太さん(シニアソムリエ)がいらっしゃいます。
大学時代にアルバイトしていたホテルでワインと料理に魅せられ、また素晴らしい人との出会いがあり、ワインに携わる仕事を生業にすることを決意した福井さん。サービスの仕事を14年間続けた後、藤丸さんの思いに共感し、沢山の人がワインをもっと自由に楽しめる環境を整える手助けがしたいと、ワインショップフジマルに入社。最初は得意先もなく、大阪でワインを一番消費する北新地で、多いときは週4日営業を兼ねて朝まで飲み歩く事も。その甲斐あって1年後には飲食店のお客様が劇的に増えたそうです。
そんな努力に対して、「別に特別な事はしていません。自分たちに出来ること、ワインの温度管理を徹底し良い状態のワインを届ける。お客様にきめ細やかなフォローを徹底したまでです。」と事も無げに話す。そんな福井さんだから飲食店さんからの信頼が厚いのも頷けます。そんな福井さんお薦めのワインは。
「丹波ワインは以前から興味があったのですが、中々飲む機会に恵まれませんでした。最初に飲んだのはてぐみマスカットベリーA。酸化防止剤が入っていないので、舌触りが滑らかで、酵母の心地よい香り、飲んでいてとても楽。これからこういうワインがもっと増えるといいなぁ。と思いました。丹波ワインを好きになった1本です。」
「外で飲むシーンに持って行きたいワインですね。バーベキューやサンドイッチなど気軽に合わせて。また肉じゃがやコロッケ、トンカツなどの家庭料理にもお薦めです。」
またジョージア原産の葡萄サペラヴィを用いた「京都産サペラヴィ」もお気に入り。
「香りが段々詰まってきましたね。葡萄そのものを感じられる良質な酸が特徴的。ただ酸っぱいだけでなく、旨みが乗った酸です。この酸があるのであまり強く感じませんが、かなり凝縮感があります。日本のワインには少ない濃い黒系ベリーのワインで、数多くの葡萄品種の栽培にチャレンジしている丹波さんだからこそ手掛けられる、丹波ワインらしい1本ですね。丹波の鹿肉をタタキにしたり、塩胡椒でシンプルに焼いたもの。鶏を使ったシンプルなトマト煮込みなど、よく合うと思います。」
ワインショップFUJIMARUさんには、毎年丹波ワインの収穫のお手伝いをしていただいており、過去3年植樹のお手伝いもしていただきました。気になる産地、生産者には直接足を運んで確かめるなど、精力的にまた真摯にワインに向き合っておられます。また東京には2カ所目になる醸造所を開設。
今後もどのような事業を展開されるのか。これからの活躍に目が離せません。
ワインショップFUJIMARU(日本橋)
◇営業時間:12:30~21:00
◇定休日:火曜日
◇所在地:大阪市中央区日本橋2丁目15-13
◇TEL.06-6643-2330
Webサイトhttp://www.papilles.net/
ワインショップFUJIMARU 福井英太さん
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