くつろぎ・美味しさ・ぬくもりの一軒家レストラン
東京代官山にあるちょっと立ち寄りたい友人の家。
そう、代官山レストラン シェ・リュイは「くつろぎ・美味しさ・ぬくもり」がコンセプトで、一軒家を改装し1996年にオープンした気軽に立ち寄れるフレンチレストラン。
伝統的料理を中心に、「フランスで食べた懐かしい味を思い出して頂けるような店でありたい」と語るのはシェフソムリエの桑田智明さん。フランスワインを中心に常備数はおよそ2000本。ワインの酸化を防止する便利ツール、コラヴァンを使用してのグランヴァンのグラス売りを含め、常時楽しめるグラスワインは何と30種類。
学生時代、新宿のロシア料理店でアルバイトをしたのが飲食業界のスタートという桑田さん。
数年後、イタリア料理店の立ち上げと運営にかかわったのがきっかけで、ソムリエ資格を取得。2001年から現職で、フランスワインを1から学び直す中、同年シニアソムリエの資格を取得。できる限りフランスや日本のワイナリーを直接訪問して、自分の目で見て、味わい、いいワインを探し続けているとのこと。
そんな中、京都の知人を訪ねた際に丹波ワインを訪問。森に囲まれたぶどう畑が魅力的で、ロワールのニコラ・ジョリーを思い出し、きれいに手入れされた畑が印象的で、幾つかワインを購入したのが丹波ワインとの出会い。
特に印象に残ったというのが京都丹波タナで、「うちのシェフの師匠、アンドレ・パッション氏の故郷の郷土料理の“カルカッソン風カスレ”との相性は抜群」とのこと。白インゲン豆を豚のコラーゲンたっぷりの部分(耳・鼻・口・すねなど)と鴨の油で煮込んで作る大変に手間のかかった料理。「キャセロールにたっぷり入れて、鴨のもも肉のコンフィ、自家製のソーセージを載せて、サラマンダーでじっくりと焼き、熱々を提供しています。とてもボリューム感のある料理なのですが、この京都丹波タナの持つタンニンとしっかりとした酸とたっぷりの果実味が料理を引き立ててくれます」と桑田さん。
他にも、てぐみ白・ロゼもとても自然な味わいで、飲むほどに体にしみこんでくるような不思議なワインで、ロワールのティエリー・ピュズラが以前作っていた濁り酒のようなワインを思い出し、普段ワインを飲みつけないお客様にも好評とのこと。
実際に訪問されたワイナリーからセレクトされたワインとお料理のマリアージュを、ぬくもりあるレストランで楽しんでみてはいかがでしょうか。
このお店が推薦する丹波ワイン
代官山レストラン シェ・リュイ
60席
【営業時間】
ランチ 11:30~14:00ラストオーダー
ディナー 17:30~20:30ラストオーダー
【定 休 日】
無休
【所 在 地】
東京都渋谷区猿楽町20-15
【電 話】
03-3461-0070
【ご 予 約】
可能
【web】
http://www.chez-lui.com/restaurant/index.html